50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

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長い道のりだった。

それを言うのは父だろう。

2019年12月から5年間で、

大腸がんの手術、

腹部動脈瘤(5.5cm)の手術、

三ヶ月に一回の血液検査、

半年に一度のCT検査、

一年一度の大腸内視鏡検査、

五回のポリープ除去一泊2日入院、

それを一度もスキップすることなく、
頑張り抜いた父、
それを支えた母、

全部妹と母と弟と義妹と私、で、行ける人が付き添いをしたり、
送迎をしたこと。

すごいぞ!

振り返ると、よくやったぞ!

って、

父が一番大変だったと思うよ。

一度大病をして検査すると、色々と懸念事項を言われ、
肺だの、胃だの、色々検査しまくりだった。

でもクリアできたよ。

おめでとう

この日を夢見て始まった長い旅だったけど、

成功の秘訣ってあるかな?

その1
最高、最善のイメージ

例えば、もう手術することが決まっているのに、
主治医に対して、不安に感じたとする。

そんな時こそ、

『良い先生に巡り会えて感謝です!!』とか、
診察室で、先生に対して最大の感謝と、
良い気分を送る。

そうすると、その先生は、
人生において、自己ベストで、
世界一の敏腕医師と化すのである。

その2
術後の抗がん剤などで、
父が弱ったり、人が変わったようになって、
不安になった時があった。

まず、父の場合、ステージ2の後半で、
安心のために抗がん剤を半年飲むようにとの指示だった。
しかし、口内炎がひどく、体力も落ち、食べられなくなってしまい、
1か月で中止した。

医師は本人の意思を尊重する、と言ってくれた。

どんなに不安が押し寄せたとしても、

大騒ぎしないこと。

父を病人扱いしないで、
明るい話をする。
そのためには、

自分自身のバランスをとることが大事。

ヨガ、朝散歩、水泳、睡眠、栄養、好きなことなどで、
しっかり自分を太く保つ。
自分がまず元気でいないと!

その3
心配する、という呪いを断つこと。

ん?

心配は、毒を注ぐ行為である。

ん?

愛じゃなくて?

そうです。

こうなったどうしよう、
ああなったらどうしよう、という心配や憂いは、
いくらでも湧き上がる。

そんな時は、あ、これは呪いだ、
これは捨て去るぞ!!

、、、という決意を持ち、
心配しそうになるのを感じたら、

その瞬間にぱっとそれを、捨てる。
焼却炉に捨てるイメージ。
あるいは、
日本刀でスパッと心配に繋がる電源コードを切るイメージ!!

スパッと!!

安心感が欲しいよね。なによりも。

なんとかなるさ、の安心感ね!

すべてのことは心から始まるから、
先に安心しちゃう。
自分だけ先に安心しておく。

健康も、
病気も、
治癒も、
心から始まる。

心を明るく保つためなら、
どんな手を使っても良いと思う。

大丈夫、大丈夫、とか好きな言葉を唱えること、
歌うこと、
一人の時、独り言を言いまくること、
なんだって好きな方法で。

さもないと、やってくるよ、
ネガティブなささやきはいくらでも!

そこは意識的なコントロールが必要。
そのうちポジティブが癖つくから楽になる。

今、父は5年前より若い。

健康は何よりの宝だ。

病気はそれを教えてくれた。
でも出来ればもう病気にはならずに、
前に進みたい。
成長したい。

病気にならないように、
まず心の中を太陽みたいに、
明るくポジティブに、というか、
安心感かな、欲しいのはいつも。

もしも今、親が重大な診断をされて、
心配で眠れない日々を過ごしている人がいたら、
少しでも安心して欲しいです。

2019年に、一番最初に看護師さんに言われた言葉があるのですが、それって真実でした。

『あのね、今すぐどうこうなる病気ではないから、そんなに今から心配しなくて良い。クリスマスもお正月も普通にやって楽しんでください』

その時には、人ごとだとおもって、、、と思った。
でも、今思うと、
病気を治す、癒すためには、
心が元気でないとならないよ、ということなのかな?

今この瞬間には、何も問題はない、という言葉がある。

悲しい時って笑ったらいけない気がするし、
笑えやしない。

でも今この瞬間、ニコってしてみたら、
何か変わってくるかもしれない。

それはこれからもずっと。

まとまりのない文章になった。
いつもどんな時も不安はあるけど、
一緒にがんばろう。
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二年前に新設された男性育休制度。
二週間前までに申告し、
赤ちゃんがうまれて8週間以内に、4週間まで取れる。

二回に割けて取得可能。

産後の一番忙しい時に、きょうだいの世話や、
役所手続きなどで、
夫が活躍できる。

これとは別に、子が一歳になるまでの期間は、
育児休業を取れる。
条件により、一歳二か月まで延長可能。

給料は、企業によるが、賃金の8割以上が支払われない場合、
育児休業給付金が支給される。

女性が出産を理由に離職しないために、
二人目、三人目、と出産して、日本の人口を増やすために、
色んな対策をしている中の一環としての、
男性の育休だ。

男性まで家に入ってしまったら、
仕事がおろそかになって、ますます国力が落ちるのでは?
と考えるが、そうではないらしいよ。

日本の生産性は海外先進7か国で最下位なのに、
労働時間は上から三番目に多い。

・・・とかいう話を聞くだけでイライラしてくるのは、
私だけだろうか。

こんなにみんなが正直に、まじめに働く国が、
世界のどこにあるのだろう。
それで最下位、なんて言われたら、
ほんと、悲しいよ。

近所を見回しても、
10人きょうだいの一番下です、
8番目に生まれたから八郎です、なんて
言う方がたくさんいる高齢者世代と、

多くても三人きょうだい、という我々世代、
そして、今の非婚化の時代、

少子高齢化になって当たり前じゃないか、と思いません?

どんな国にも、
若者が多くて、年寄りが少なく、
税金が余る時代があって、
日本はそれを過ぎてしまったということ。

インドはあと40年もその良い時期が続くってよ。

いーねー。

男性の育休から話がそれたが、
ひとことで言うと、
私の場合はうらやましいな。

うちの夫は、嬉々として授乳、おむつ替え、沐浴、
なんでもやってくれた元祖イクメン(自分でいう)だから、
育休があったらきっと、楽しかっただろうな。

ただ、人によると思うよ。

夫がいない方が、楽ができる人も絶対にいると思うよ。
夫がいなきゃ、おっぱい丸出しで『乳牛』と化していられるし。
実家の母によく言われた。

『体を回復させるために、赤ちゃんと一緒に寝て、
起きて、食べて』って。

でも、夫が『俺の昼飯は?』なんていう男だったり、
性欲の強い男だったら、
地獄だよ。

産後は、ほんとうに母子ともに天使になるんだもの。
清潔で、尊い命と向き合って、
ひたすら寝ていたわ。

で、夜、夫が帰ってくると、
不潔で、ばい菌で、巨大な顔をした、
怪物に見えたわ。

『産後ホルモンの影響で不安定になる妻を支えて』って
男性育休推進派はいうけど、
いない方が休まるっていう人もいるよね。

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結婚して、33年、たぶん、30年くらいずっと、
お彼岸に牡丹餅を作ってきた。

といっても、母が全材料を用意してくれて、
私は作る人。
実家に届けて、みんなに喜んでもらっていた。

実家は来客が多い。

でも今年、夫の実家に帰省することになって、
つくれなかった。

さぞかし、つまらないお彼岸をお過ごしのことと思い、
帰京したら、すぐに作ってあげよう。

そう思った。

娘に頼んで、材料を買っておいてもらった。

ところが、妹が、ヤオコーで大量に買って、
届けてくれたらしい。

『とても美味い』

とみんな大喜びだったらしい。

私ももらって食べた。

普通に美味しかった。

買った牡丹餅が美味しいと感じたことはないが、
それは、美味しかった。

(今までの30年、なんだったの)

そう思ったけれど、
まあいいや。


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『先生、次のCT検査は、4月か5月にしたいです』

勇気を出して父は医師に言った。

じゃあ次は1月にCT検査になります、という医師に対して、
少しでも嫌な検査を延ばす作戦だった。

『あの、それは、お仕事か何か?』

『、、、はい、えっと、体の調子がとても良いからです』

正直に言う父。

『あ、そういうこと』

術後5年間は、フォローアップ検査が必要だが、
嫌になって来なくなる人も多いらしい。

『毎回よく来てくれますね』

と感心されるくらいだから、
父の場合、そろそろ間隔を空けさせてもらえないか、と
母と3人で練った作戦だった。

『だけどね、』

から始まる、
ちゃんとしたフォローアップ検査の利点を、
述べられ、

『わかりました、じゃあ2月で』と父は言った。

『でもあと一年ちょっとで卒業ですから!』

医師にそう言われて、嬉しくなった。

長い長い5年間も、
先が見えてきた。

父が大病をした時には、
自分を責めたり、
大騒ぎをしたが、
こうしてすぎてみたら
病院のあとの、母と3人のランチ会など、
楽しいこともある。

父にはそんなことは言えないし、
病なんかなくても
もっと遊べば良かったのだけど、
父と母と、
あちこちでランチ会をしている私は、
幸せである。

『一か月しか延ばせなかったね』

『正月早々よりマシだ』

父の勇気で、一か月の先延ばしに成功した。
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娘の先輩や同級生から、
結婚の知らせが入る年頃になりました。
最近は、インスタでの『結婚報告』みたい。
芸能人みたいですね!

『いいなーわたしもしたーい』

『早くしたーい』

と娘。

一体娘はどんな人とご縁があるのか?
どんな生活をしていくのか?

何もかもまだ真っ白、真っさらな今、
娘には夢がいっぱい。

三階建てに住みたい。
子どもは三人欲しい。
子どもが出来たら非常勤になりたい、、、

などなど。

娘の夢が一つひとつ叶うように願いつつ、
結婚ってなんなんだろう、とも思います。

だってみんな嫌だ嫌だ、
辛い、つまらない、嫌い、
って言うでしょ?
お相手のことを。

不倫したり、子を虐待したり、
病気、事故、トラブル、不幸のオンパレードです。

ああ結婚って、なんなの?

そんな時私を原点に戻す、
一つの金言があるのでお伝えします。

『結婚っていうのはね』

金婚式で父が言ったことばなんです。

『大好きなひとと、
ひとつ屋根の下に暮らすってことなんだよ』

一同シーン。
母だけは料理を食べる手を止めず、
ドヤ顔笑

弟が
『お父さん、ずばり結婚とは?』
と質問した答えでした。

ああ、そうだった、そうだった。

お金とか、病気とか、親戚とか、ああだこうだと、
色々あるけど、

大好きなひとと暮らしたくて結婚したんだよなー、

ということを思い出せば、
なんだか、全てはどうでもよくなる気がします。

父が母を
『大好きなひと』と言うのを聞くのは、
照れたけど、

『忍耐』
とか
『修行』
とか
そんな言葉を想像していた私にとって、
大切な金言です。

まぁそんなことを言ったって、
父と母もしょっちゅう喧嘩をしますけど。
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