ダウン症や自閉症のお友達の、
楽器演奏会に行ってきた。

昔から知ってる仲間も出演していたので、
我が子を見る感覚で、
緊張やハラハラを感じた。

しかし、周囲の人たちの多くは泣いていた。

『泣いちゃうよね、私も泣くわ』

そう言い合っていた。

泣くっていう感覚は、もう忘れてしまった。

ユーモラスな動きにドキドキしたり、
ハラハラしたり・・・。

上手くいってほしい気持ちと、
うちの子にはない才能への羨望もあったりして、
生々しいったらない。

出演者のママたちは、スタッフとして楽器の片付けなどを、
大汗をかいてやっていた。
野球少年、サッカー少年のママたちがサポートしていたみたいに、
ママたちは、頑張っていた。

私はある時からそういうサポートは卒業したけれど、
ちょっとうらやましくもあった。

他所の家の子とはいえ、
ダウン症の子が、拍手を浴びて輝く姿は嬉しいし、まぶしかった。

うちの子にも、もっともっと楽しいこと、
たくさんさせてやりたい、と思ったし、
私もまだまだサポート頑張らなきゃって、
思わせてくれた。