50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

Category: 家族

『暑いね。まったく異常だよ。地球がどうにかなっちゃっているのかね』

『この間、こたつに入っていたのに、今日はクーラーだ。まったくおかしい』

父と母の会話。

母はおしゃれなので、季節のファッションを先取りする人。

『もう三月なのに、そんなのを着ていたらおかしい』

などと言って、まだ寒い時期に、
マネキンが着ているような春服を父に着せて、
父は震えています。
自分も薄いスプリングコートでくしゃみです。

母曰く、

『お母さんはね、女子アナのファッションを参考にするの』

『でもねお母さん、女子アナは空調の整ったスタジオにいるのよ。

私たちは、毎日天気予報を見て、

気温によって服を着たり脱いだりしないと。

私がCAだったころを思い出してよ。

今日はドバイの45度、

明日はロンドンの10度、

コートとTシャツを持ち歩いて、
対応していたでしょう。

お母さんも、CAみたいに気温に合わせないと。

これからまた梅雨寒が来て、こたつの出番よ』

そんな私の言葉に、
父も母も納得。

『あー、そうか。国際線のCAさんは毎日が気温差か』

『なるほどねー』

二人はニコニコ。

そうよ、CAだと思って気温差に対応よ!

暑い日は徹底的に熱中症対策、

寒い日はウールでも、ダウンでも着る。

毎日を健康で楽しみましょう。


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友人の子が結婚をしたり、
出産をしたりする頃となってきました。

ママ友が結婚式の写真を見せてくれて、
それがとっても素敵でした。
若い二人の写真はもちろんですが、
私が注目したのは、ママ友と、お相手のママのお姿。
そして、ご主人さまのお姿。
それぞれの人生、
ご夫婦の人生が刻まれています。
私は、白い手袋をして、何十分も拝見しました。

ママ友は、女優みたいにきれいでした。

『ありがとう。プロの技よ』

そう謙遜していましたが、
二組のご夫婦が、ご子息とご令嬢をはさんで、
ほほえむ様は、それは素晴らしいものでした。

『子どももだけど、親も撮ってもらえるなら、
少しでも早い方がいいわ』

彼女はそう言ったけど、
そればっかりはねー笑

そして、思った次第。

ああ、こうして、人は人生を歩み始めるのだな、と。

恋をして、結婚をして、
家庭を築くのですね。

こんな風にしてみんな、始める夫婦という旅、
家庭という旅、
すべては恋から始まったのですね。

何もかも古びてしまったように感じる、
還暦手前の夫婦ですが、
大事にしなきゃ、ですね。
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みんな大好き『東京ばな奈』。
義母の大好物です。
だから、これを見ると、少し胸がざわつきます。

子どもが1人入りそうな、バナナ柄の大きな紙袋に、
20個くらい買って、
夫の実家に帰省をしていた時代の、緊張感を思い出すからでしょう。

コロナ禍で、そんな大掛かりな帰省ができなくなりましたが、
結婚以来、親せきの多い夫の実家に帰る時には、
お土産を買うのも、ひと苦労でした。

というのも、なかなか義母の喜ぶものが買えなかったから。
文化の違いに気づけなかったのです。

それは、東京と地方の文化というよりも、
ローカルとローカルの感覚の違いと言ってよいと思います。

例えば、私が北海道で買ってきてほしいものは?
と聞かれたら、

『白い恋人』
一択なんです。

京都は?
『おたべ』
一択。

仙台は?
『萩の月』

福島は?
『ままどおる』

長野は?
『雷鳥の里』

・・・・。

こんな風に、個人的な嗜好がありますよね。
それを例えば地元の人が聞いたら、

『それはない。もっと美味しい物がたくさんあるのに、そんなのは古い』

というかもしれません。

そういう意味での、
義母の一択は、

『東京ばな奈』でした。

これ一択に決まるまでには、まあ、紆余曲折ありましたよ。

私が『白い恋人』だけ買ってきてくれたら満足で、
他のものはいらないように、
義母もそうなのだ、ということに気づくまでに20年くらいかかりました。

新婚の頃から、
高島屋に出向き、一流店の菓子折りを買いました。

虎屋。
源吉兆庵。
両口屋是清。
神戸風月堂。
高砂屋。
鳩サブレ・・・。

しかしこれらは失敗でした。

何故かわかります?

小さい。
包み紙に記載の会社が、東京ではない。

『これ、岡山で買ったの?』

まだ源吉兆庵の住所記載が岡山になっていた頃で、
義母は、不服そうに言ったものでした。

義母が言いたいことがわかるまでに、何十年もかかるなんて、
私も相当バカですけど。

ある日、東京駅でいい加減に買った
『東京ばな奈』や『人形焼き』に感涙の義母を見て、
私、今まで何をやっていたのか、と。

え、こんなのでいいの?と逆に驚きました。

ちなみに『銀座コージーコーナー』
『銀座千疋屋』
なんかも好評です。

ああ、そうか、という感じでした。

ローカル感と旅人感覚って、違うんですよね。

デパートの紙袋の方が丁寧かと、勘違いをしていました。

『銀座』とか『東京』とかの冠が大事なんです。
あと、絶対に、
『大きいこと』

虎屋の羊羹なんか、もってのほかでした。

ただ、この『東京ばな奈』
くせ者なんですよ。

賞味期限が短い。
箱とか包装紙に高級感がないのに高い。
大きな箱はさらに高い。
売っている店があまりない。(いつも高速のパーキングに買いに行く)

美味しいんですけど、東京の人は買ってまで食べませんよねぇ。

ま、他府県へのお土産なんて、そんなものなのでしょうが。
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UntitledPost (36)
娘が帰省した時、
こたつで何十年ぶりに人生ゲームをやりました。

『人生ゲームエクストラ』というやつです。

衰えている・・・。

普段スマホしか触らない指の不器用なこと・・・。
小さい車や人を人形を操るのが大変・・・。
文字が読めない・・・。
小さいお札を扱うのが難しい・・・。

スタートからゴールまでとても長く感じたのに、アッと言うまでした。

給料が高い、政治家や医者になりたがり、
約束手形をもらうと泣いていた娘は、
もう泣きません・・・。

とてつもなく懐かしい時間でした。

アナログついでに、
トランプをやりました。
ババ抜きが異常に面白かったです。

大貧民、どぼん、スピード、うすのろまぬけ・・・。
家族で大笑いでした。

『トランプって誰が考えたんだろう』
『やめられない』
『中毒性がある・・・』

夜中までやってしまいました。

シンプルなのに面白い。
トランプ最高!!

なんて思った週末でした。



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イングリッシュジャーナルの、
エドシーランのインタビューを読んで、
感動したので記録します。

彼は、幼い頃から吃音で内向的でしたが、
おじさんがラップ音楽を聴かせてくれて、
それを歌っていて治ったそうです。

そして、音楽に興味を持ち、バンドを組みたかったけれど、
友達がいなかったため一人でギター一本で始めます。

『歌を作って歌う人になればいいんだ』と。

そして、大成功を治めますが、
デビューして10年で最も幸せだったのは、
家族を持てたことだそうです。

なぜなら、どんなに仕事で喜びを感じても、

『それを分かち合う人がいないということが
どんなに寂しいことか、感じていたから』

この一文に心を打たれました。

夫も、子も、そして両親、きょうだい、親せき友人に至るまで、
私は最近、
『思いを分かち合ってくれる人』
の存在に感謝したことがあるだろうか、と。

いるのが当たり前、
思いを分かち合って当たり前、
もっとこう言って、
もっとこうして、
当たり前という傲慢の上に、
更なる期待のタワーを建てていましたね。

そして、最終的に言うのがこんな言葉。

『家族は重い、面倒』

だけど、エドシーランのインタビューを読み、
あって当たり前と思う自分を反省しました。

彼の繊細なメロディが、
改めて好きになりました。

SNSで消耗する現代人の本音についても、
(こんなにズバリ言ってくれてなんだか、すっきりした)
と思える見解を述べています。

ピュアで、古代から来た人みたい。
だけど、現代の最先端の成功を手にするために、
誰よりもハードワークをした、ということも語っています。

『この業界で一番にはなれないけど、誰よりも一生懸命やることはできる』と。

そして、『歌を作って歌って売る』という行為は、
ビジネスとして成功していながら、
同時に趣味でもあるそうです。
だから、疲れて曲作りを休んだ時には絶望してしまい、
自分でも驚いたということです。

大好きなことをとことん愛しぬいて成功する。

そんな生き方に憧れます。
そして、喜びを分かち合ってくれる家族を
改めて大切にしようと思いました。

機会があったら、ぜひ読んでみてください。

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