三月の還暦同窓会から、しばらく余韻が覚めなかったのは、
亡くなった人がたくさんいたことを知ったから。
生きていること、実存していること、
それは、すばらしいことなのだ。

服とか、カバンとか、靴なんかどうでもいい。
生きて、参加できたら、おめでとう!なんだ。

中学時代は、
みんな当たり前に子どもで、恋も知らない、
無垢な妖精みたいだった。
それなのに、会えずに亡くなってるなんて、寂しいよ。

集まったみんなは、自分も含めて、先生と見まがえるおじさん、
おばさんになっていて、ほんとうに衝撃だった。

13歳だったのに、60歳よ?

ついこの間、40歳だと思っていたら、あっという間に60歳。

定年よ?

定年するとか、延長するとか、年金だとか、そんな話。

人生は早い。

まだ、「夢」をみていたいのに。

まだ、「将来」を語り合いたいのに。

さて、
私は早生まれだから、60になるのは来年だが、
親友は今月60になる。
その近辺に、今度は高校の還暦祝い同窓会なんだ。

今年はもう、還暦イヤーよ。
高校時代は、もう「無垢な妖精」じゃなくて、
思春期、反抗期だったし、そんなに緊張しない。
顔にパックもしていない。
親友たちと会えたら、良しとする。

で、思ったの。

同窓会で一番会いたい人って、「自分」なんだなって。
自分がどんなことを展開するか、
見たいのかも。

中学時代の同窓会では、静かに上品にしたかったのに、
めっちゃ飲んではしゃいで、大騒ぎしちゃったよ。

意外だったわ~。

こんなに普段疲れていのに、よくやるよって感じ。

で、高校編。

普通に、そんなに飲まないで、一次会でさっと帰りたいって、
今の私は思う。

でも、また弾けちゃうのだろうか。

どんな自分に会えるか。
報告を、こうご期待。