50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

2024年10月

何もかも恵まれて見える若めのママ友が、

『更年期のイライラどうにかしたいんです』

と言う。

えー?意外。

『何にイライラするの?』

『職場の人でどうしても許せない人がいる』

ますます意外。

幸せそうだし、
元気だし、

他人のことなんかそんなに気にならないのか
と思ってたよ。

先輩ママたちが、

『自分の好きなことができてる?』
『好きなことをやっていたら、他人のことなんか気にならないよ』
などとアドバイス。

ごもっとも。

ごもっともなんだけど、
そこまで他人を気にするって、
好きだと思われても仕方ないなって思った。

そこまで気になるって、
もう恋だよって。

いゃ〜とんでもない、
許せないし、
センスもないし、
気持ち悪いくらい嫌い。

そう思っている『その人』が、
なぜそんなに気になるのだろう。

あたしは自分ごととして、彼女に対して疑問を持った。

そして、そんなに嫌いな人を、というか、そもそも
家族でもない赤の他人をそこまで嫌いになること自体、
おかしい、というか、
意味がない、
無駄なことなんだな、とも思ったよ。
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白髪が目立つようになり、オーガニックカラー専門店に行った。

息子を連れて。

二時間くらいなら一人で留守番できるが、
連れて行ってみた。

カラーが始まる。

『マスクを取れよ、ママ』

息子の声。

首を伸ばして私を見ている。

黙ってほしいので、外した。

カラーが終わり、タオルを巻いて、待機中。

『おー、ママ、かっこいいじゃん』

首を伸ばして珍しそうに見ている。

シャンプーが始まる。

『ママ、どうしたのー』

ああ、リラックスもなにもない。
やはり、美容院は、子連れでくるところじゃない。

リクライニングシートが起きて、
顔を上げると、
息子がほっとしたように、ほほ笑んでくれた。

私は、何十年かぶりに、親に授業参観にきてもらった子供になった気分だった。

セルフでドライヤーをやっているのも、にこにこして見ていてくれる。

気付いたら、一時間。

息子は好きなYouTubeも見ずに、
私の様子を見ていたのだった。

お礼に大好きな、Tシャツを買ってあげた。

白髪が目立ち、老婆になりかけたが、
ヘアカラーで、また若く化けた私であった。

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