50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

2023年10月

『先生、次のCT検査は、4月か5月にしたいです』

勇気を出して父は医師に言った。

じゃあ次は1月にCT検査になります、という医師に対して、
少しでも嫌な検査を延ばす作戦だった。

『あの、それは、お仕事か何か?』

『、、、はい、えっと、体の調子がとても良いからです』

正直に言う父。

『あ、そういうこと』

術後5年間は、フォローアップ検査が必要だが、
嫌になって来なくなる人も多いらしい。

『毎回よく来てくれますね』

と感心されるくらいだから、
父の場合、そろそろ間隔を空けさせてもらえないか、と
母と3人で練った作戦だった。

『だけどね、』

から始まる、
ちゃんとしたフォローアップ検査の利点を、
述べられ、

『わかりました、じゃあ2月で』と父は言った。

『でもあと一年ちょっとで卒業ですから!』

医師にそう言われて、嬉しくなった。

長い長い5年間も、
先が見えてきた。

父が大病をした時には、
自分を責めたり、
大騒ぎをしたが、
こうしてすぎてみたら
病院のあとの、母と3人のランチ会など、
楽しいこともある。

父にはそんなことは言えないし、
病なんかなくても
もっと遊べば良かったのだけど、
父と母と、
あちこちでランチ会をしている私は、
幸せである。

『一か月しか延ばせなかったね』

『正月早々よりマシだ』

父の勇気で、一か月の先延ばしに成功した。
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美容院で雑誌『STORY』を読んでたら、
更年期は55歳くらいまで、
なんて書いてあった。

え?
もう終わっちゃったの?ってびっくりした。

閉経から一年半くらい経って、
立派なおばさん!(おじさん?)に
なれたのかな?

目がしょぼしょぼするのも、
節々が痛いのも、
やる気が起きないのも、
もう更年期だからって言えないじゃん?

なに?
老年期?

で、思った。

更年期って、
ばばくさいと思ってたけど、
女の
青春じゃないかって。

生理の血にまみれて、
ナプキン買いまくって、
血祭り!とか騒いで、
イライラして、
怒って、
八つ当たりして。

もうそんなエネルギーない。

穏やかです〜。

聖母マリア?

そしてもう一つびっくりしたのが、
『STORY』の内容に全く共感も興味もなかったってこと。

『JJ』から『VERY』になり、『STORY』
は、
おばさんぽいな、なんて思ったのによ?

いつのまにか、
通過しちゃったみたい。

なに?
こんどは
『わかさ』とか『ハルメク』とかに
いく?

こうやって人は歳をとるのね。

日々を大切に、
一日一日、
楽しんで、
丁寧に、
たくさん笑って、
生活しましょう!
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三日前、息子が31才になった。

『おめでとう』ってずっと私に言ってくれる。

今日もまだ、言ってくれる。

『俺を育てるという、冒険、
よく頑張ったな、ママ。
これからも、よろしく』

って感じ?

老化が早いと言われているが、
普通の人もそうだけど、
過ごし方によっては、
食い止められるのかな。

ささやかなレストランでの誕生祝の会食で、

『俺の趣味は』
と語りだした息子。

祖父母である私の両親は、

『なんだい、なんだい』と大喜び。

『仕事です』

だって。

その後、
父も
『じいちゃんも仕事です』

だって。

ダウン症である息子と生きて、
ラッキーだったこと。

いつも、息子を中心に、
笑いが起きること。

いつもみんなが、大笑いするようなことを言ったり、
やったりすること。

80を過ぎた両親の笑顔が、
たくさん見られること。

これからも、いっぱい笑おう。
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プシュッ。
何の音かわかる?

そう、缶ビールを開ける音。

あれってワザとあーゆー大きめの音が出るように、
細工してあるの?

それとも炭酸の作用でなるの?

家で飲む時なんかはいかにも
『一日お疲れ様!』って感じで、
気分良くなるけど、
困るのは新幹線の中ね。

飲むなよって?

いや飲むでしょ。

駅弁とビールとカツサンド買って、
新幹線乗るでしょ。

しかし、
飲んでるところを人に見られたくない。

だから、最前列の窓側を取る。

缶ビールを開けるタイミングが難しい。

いつ?

富士山見えたら?

いつ?

とかやってると、
名古屋についてしまう。

いつ?

ねぇあと30分で京都だけど?

という頃に決心する。

飲みますから。

誰が見ようが聞こうが関係ない。

プシュッ。

すごい音。

かくして、ぬるいビールと駅弁を楽しむのである。

無音で缶ビールが開くと、
もっと飲む人増えるよきっと。

プシュッ。

誰かがどこかで飲むようだ。

お、と思う。

あの音意識しちゃうよ。
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自分がやりたいこと、
自分の人生の意味がわからない人は、
まず、
『どんな世の中になって欲しいか』
考えると良いらしい。

『こんな世の中だけは嫌だ』

の方から考えても考えやすいかもね。

それを考えたら、
そういう世の中を作るために、
自分は、何ができるか、
何なら担えるか、
という風に考える。

私?
私は、父の大病をきっかけに、
病院の大繁盛ぶりを目の当たりにして、
病気のない世界に住みたいって思った。

病気が全部治るようになって、
病気にならないための施設、
病院が、全部
トレーニングジムになっちゃえば、
楽しくなるなって思った。

で、病気をこしらえる原料になると言われる
ストレスとか、
辛さとか、
苦しみとか、
怒りとか、
そういうのを
なるべく少なくするために、
『自分史』は効果があると思った。

難しい文章を何百枚も書く自分史じゃなくて、
写真を見て、
過去の自分と話したり、
未来の自分と話したりする、
そんな自分史。

例えば、3歳の自分と対話するとする。

申し訳ないけど、
他人に意地悪したり、
他人のゴシップを揶揄していることは、
出来なくなるよ。

恥ずかしくて。

例えば、未来の夢を叶えた自分と対話する。

申し訳ないけど
悩んでいる場合でも
必要もない、
動け、
目の前のこと、丁寧にやれ。

そう言われるよ。

みたいなことで、
私は、ストレスフリーな人を増やしたいと思う。

みんなは、
どんな世界を希望する?
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