50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

2021年05月



こんな本に出会いました。

実に33年前の本です。

妊娠中から老年期までの、主婦たちの心身の悩みの症例に対し、
精神科医が解説をしている本です。

不妊、
産後うつ、
夫婦不仲、
仕事と家庭の両立、
子の不登校、
家庭内暴力、
空の巣症候群、
生きがい喪失、
更年期障害、
健康管理・・・。

各世代の、女性の心の問題を網羅しています。

33年前といったら、現在、60代から100才超えている女性たちの
当時の心の叫びです。
しかし、
『今、こんなことでは悩まない』
ということがひとつもなかったです。
何も問題は解決していないのです。

スマホがあろうが、AIが台頭しようが、
33年くらいじゃ、人間の心はまったく変わらないのだな、と思いました。

特に印象に残ったのは、当時は人生80年時代、と言われていたということ。
80才なんか易々と超えてきていますよね、日本女性は・・・。
こんな風に書いてありました。

『人生80年時代突入。
1940年には、女性平均寿命は59才くらいで、1957年には、67才。
1988年の今、それが80才に近づこうという今、
子育て後の人生があまりにも長い。
だから、生きがいが必要なのだ。
子育てを生きがいにすると、達成した後で、目的を失ってしまう・・・』

・・・とありました。
2020年発表の日本女性の平均寿命は87.45才。
33年も経つと、本当にこんなに伸びるのですね。

現在は、『人生100年時代』と言われています。
私はそれを、まやかしのように感じていました。
年金がないから、働かせようとして、
そんなことをことを言うのでしょう?と。

違いますね。どうやら本当に、あと30年もしたら、
それは現実になってくるのかもしれません。

高齢者が健康維持のためにジムに通ったり、
暗記をしたりする姿を見て、
『すごいなぁ』言っている場合ではない。
『人生100年』を自分ごととして『お前だよ。お前』と
自分に言いたくなったのでした。

そう、我々、50を超えたくらいで、びくびくしたり、
更年期だの、子離れだの、言っている場合じゃなさそうです。

子育てが終わった後も、健康で生き生きと過ごすためには、
『生きがい』が必要である、とこの本は33年も前から訴えています。

また、夫婦円満の秘訣として、
夫婦は依存しすぎないで、お互いに他人として尊重し、遠慮しながら
生きがいを持って生活すると良い、ともあります。

しかーし、この本、
お互いに他人として尊重し、といいつつ、
夫婦の性生活についての記述があまりにも生々しいです。

思春期の少年がエロ本を隠していたように、
私もこの本を、隠れて読んでいます。

そのくだりは次回ゆっくり書きたいと思います。



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深キョンの『適応障害』発表には、驚きとともに、
時代の象徴みたいなものを感じずにはいられませんでした。

良かれと思って血反吐を吐くまで頑張っていると、
ある日突然、心身がどうにも動かなくなってしまう。

『やればできる子』だから、『できます』って思っている。

日本人のほとんどが、戦争からの、部活育ちのため、
無理をして、頑張る性質を身に着けていると思います。

ここまでは、『あるある』ではないでしょうか。
『わかる。わたしもね・・・』って死ぬほど無理をしたストーリーを、
ひとつやふたつ、持っているのでは・・・。

ただ、深キョンの場合、頑張れる子の上に、
あまりにも可愛く、美しい。
宝石みたいにきらきらとしているものだから、
周囲が寄ってたかって、求めてきます。

ビジネスで、
恋愛で、
磁石にひっつく砂鉄みたいに、
人が集まってきます。
モテモテ女です。

ビジネス関係は信頼されるし、
恋愛では、女神のように憧れられ、
企業や男が、整理券を握りしめて、延々と行列をなしている。

深キョンのインタビューを読んだことがあるのですが、
小さいときから、ピアノや水泳などたくさんの習い事をして、
それを全部頑張って、『私は根性がある。親に感謝している』とおっしゃっていました。

愛らしさや色っぽさだけでなく、サーフィンをしているところを公開したり、
見る人を飽きさせない人だと思っていました。

ただ、私が懸念していたのは、(何様笑)
男がコロコロ変わるところでした。
これってなんでだと思います?
モテすぎるからですよね。
どんどん男が来ちゃうから、
とりあえずって感じで、めっちゃデートをしています。
有名どころは全部制覇してませんか。

これじゃあ、疲れるよ、恭子・・・。

モテる女って、大変ですね・・・。

私最近、これに似た経験をしています(え?)

アマプラ、ネトフリで、観たい映画、聴きたい音楽を、
決められないんです!(そっち・・・)

それって、ある種の苦痛です。
自分でCD屋さんにCDを買いに行った昔と違います。(あ、レコード盤か笑)

何千もの選択肢の中からたったの『一本』『一曲』を選べますか?
全ジャンル、何を聴いてもいいとなって、
選べます?
一度に百曲聴けたらいいですが、
人間、一度に一曲しか、聴けないのです。

もう最近、音楽に関してはかけっぱなし。
放置です。
勝手にかかれ、と。

気になるものがあったら曲名とアーティスト名をチェックします。

また、週末のお楽しみ、映画も迷うのが苦痛で観るのが嫌になってくるという・・・。
ずっと観たいと思っていた映画のはずなのに、
サムネイルを見て目移りします。
つまらなかったら、次々変えるのも、ありがたみがないというか、
集中力がないというか。
映画をつけておいて、スマホでyoutubeを見ています。

『あなた、何も、誰も好きじゃないんじゃない。本当は観たくもないもの観ないで
いいよ、寝れば』
と自分に突っ込んでしまいます。

って、話が逸れましたが、
つまり、深キョンは仕事も男もモテ女なので、

『何を、誰を選んだらいいのかもうわからない…』

のです。

能動的に選んでいないので、つまらないし、
面白いのか、好きなのか、愛されているのか、愛しているのか、
もうわからないっていう顔、彼女、最近していませんでした?

あんなにかわいいのに・・・。
お金だって使い切れないほどあるだろうに・・・。

人って不思議な生き物なのですよねぇ。

可愛くなりたい
スタイル良くなりたい
男に求められたい
大金持ちになりたい
白いビキニでサーフィンして絵になる女になりたい

世の中の女の子は、
みーんなそう思うのに、
それを手にしている彼女が心身をくたびれさせるという・・・。

心と体って、大事なんですね。
何よりも・・・。

となると、仕事も一個
男も一人、という『選択肢のない自分』は幸せなのではないか、と思いました。

50を過ぎて、もう何かを選ぼうとしなくて良い選びたくもない
自分の人生を、大切にしていこう。
そう思わずにはいられません。

深キョンは休息の中できっと、
新たな選択をされることと思います。
どんどん心身ともに幸福になっていかれることを
祈りたいです。

『できる子』がとうとう揚げた白旗。
時代はそれを、責めるのではなく、
『よく揚げた』と褒める。

無理をしたらいけない時代なんですね。
何故かはわからないけど。

おじさん、おばさんの時代に美徳とされた
自分を殺して血反吐を吐くまで
他人のために頑張る、なんて
もうやっちゃいけないのです。

みんなで、幸せになりましょうよ。


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題名は忘れたのですが、
昔に観た映画です。

元人気スポーツ選手の夫が
過去の試合のことを事細かに覚えていて、
こうだった、ああだった、などと回顧して言うシーンで、
『もう、たくさん!』みたいなことを妻が言います。

我が夫は、アマチュア選手ですが、
まぁ最近こういうことが多いです。

同級生で連むのが大好きなので、
コロナ前はしょっちゅう飲みに行き、
そういう話を、していたのでしょう。

『あの日は雨が降っていて、ボールが滑って、それで向こうのキャプテンは誰々で、こっちは誰々が怪我をしていたから、
〇〇が四年間で初めての試合に出てそれで、後半残り何分のところで、どうしたこうした、、、』

『そもそも、〇〇がキャプテンを断ったから全てが狂った。あいつが副キャプテンをやるべきだったのに、〇〇がやらないからどうしたこうした』

あのぉー、もう30年以上も前のことですよ?

(どうしちゃったんだろう)

そう思うけど、コロナ禍で
仲間との飲み会でこういうどうでもいい話ができない、

コロナ禍で進行形のラグビークラブやスポーツジムにも参加できない、

だから、

『へぇ』

『うんそうだね』

を、延々リピート。

結婚30年、付き合って34年。

『もう耳にタコだよ、〇〇でしょ!』とかキレてしまう時もありますけど笑

そんな時の夫の寂しそうな顔!
だけど考えると、
『あら、そうなの?うわぁ、すごい』
なんて言えるほどの
知らない思い出なんかありません。

それだけ夫とは、
語り合ってきたということでしょう。

過去のスポーツ試合の実況あるあるは、
男性だけでなく、
娘もそうでした。

高校バレーの試合の話は
相手校や点数まで、
よく覚えていました。

たしかに、
こういう話を当時の仲間とするくらい、
楽しいことってないですよね。

何回同じ話をして、何回も同じように笑う。

他人が見たら本当に
『何回同じ話したら気が済むのかな』
と思うはずです。

私にもそういうの、ありますよ。

ca時代の同期と、あの時のあのフライトの話、
あの時のあのホテルのあの出来事、

などを何回も何回も話してはまた大笑い。

何故賞味期限が切れないのか不思議です。

参加メンバーによって新たな証言が加わり、
また面白さが倍増したりして、、、。

だからca時代の仲間と会う時は個室取るようにしています。

本当に笑いすぎて、そばにいたおじ様に叱られたことがあるので、、、。

とまぁ、だから夫の話も
アレなんだよな、
仲間とするやつだよな、
と思いつつ、
聞いてあげます。
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思うに、親友って
欠点も含めて好きかどうかって
ことだと思うんですよね。

欠点というと何か上からですが、
『え?』と思う部分があっても、
気にならないというか、
『それでも好きは好き』というのが、
親友だと思います。

また、会う会わないに関わりなく、
会った時には昨日まで一緒にいたみたいに話せてしまうのも、
親友の良さですよね。

長いつきあいの中、
あの時のあの言葉が忘れられない、とか、
壮絶な体験をともにした、とか、
どちらにしても、かけがえのない『貯金』というか
『資産』があって、
ちょっとくらい現在に瑕疵があっても、
びくともしないんですよね。

いえね。
ちょっと親友に対して、
『え?』と思うことがありまして。

『それはさ…』と言いたいところでしたが、
親友だからわかるんですよ。
もう、どうしようもない、ということが。

彼女なりの八方ふさがりなのがわかるので、
『そうなんだね』と言いました。

お互い50代になり、
夫もいて、アラサーに近づく子どももいて、
親も年老いてきて、
何をいまさらあーだこーだとダメ出しする必要があるでしょうか。

『親友ができないことは、その人の代わりに自分がやるんだ。
それでこの世のピースは埋まるんだ』

そんな風に思う今日この頃です。


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娘と電話していて、

『ママ、ニュース見た??』

と弾んだ声で言ったので、
私はついに来たか、と思いました。

『松潤&真央ちゃんの結婚』

そうしたら、そっちではなくて、
逃げ恥婚でした~。

まぁ、なんと夢のあるお話でしょう~。
最近、こういうのなかったので、本当に幸せな気分になりました。
お幸せに〜

ただ、衝撃だったのは、
『ガッキー彼氏いなかったのか』
『星野源ってモテそうだけど彼女いなかったの』
ということ。

いや、今年の一月まではいたのかもしれませんし、
あるいは、こっちにしたのかもしれませんが・・・。

まぁ、あの二人の透明感や清潔感は、独りの時間を真摯に過ごしてきた賜物なのかな、
と思いました。

・・・ってもしかして
授かり婚なのでしょうか。

ま、どっちにしても、コロナ禍と、記録的な早い梅雨入りの鬱陶しさを、
晴らしてくれた、涼風一陣のニュースでした。

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