50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

2021年04月

娘の引っ越し後、

息子は昨日初めて、

妹の住むマンションに忘れ物を届けに

いきました。

物件探しから、何軒もマンションを見ているので、

息子なりに、満足したのか、

『おおーっ、いいねぇー』と、部屋を見回していました。

決して踏んではいけない

新品のセンターラグをめくった

ホットカーペットの上にニコニコして座っていました。

あ、息子ももう大人。

妹の新たな門出をこんな風に淡々と

受け止めるんだな?と思ってみていました。

それなのに、引っ越しを終え、

帰宅するなり、

『〇〇ちゃん、帰ってくる?』

『土曜日帰ってくる?』

『日曜日帰ってくる?』

が始まりました。

なになに、なんで帰ってくるの?

あれほど妹の厳しい躾に苦しんでいたかに見えた息子なのに、

いなくなるのそんなに

さびしいの?

当たり前ですよね。

きょうだいって、そんなものですよね。

『しばらく帰ってこないよ』

『なんでよ?』

なんでよって、じゃああのマンションはなに?

仕事のための通勤のための場所、みたいな感覚なのでしょうか?

ダウン症の子は、兄弟が家を出たりすると、

刺激がなくなって元気がなくなったりすると

聞きます。

愛情、しか持っていないかに思える、

うちの息子。

息子にとっても大変化の時になりそうです。

四六時中、厳しさと優しさに溢れた妹の

関心が降っていた日常が

なくなってしまうのですから。

とぼけた中年夫婦の間に挟まれるだけの

生活では、刺激がうっすいことでしょう。

気をつけないとなぁ、

なんて思いました。

で、夜になって私が日記をつけていると

息子はこう言いました。

『おい、四人だよ。

四人家族だよ?

俺と、〇〇ちゃんと、パパとママ、

四人家族だよ?』

私はぞぞーっとなりました。

だって

その時書いていた言葉が、

『四人家族だったのに、三人家族になってしまった。

さびしいけど、これは嬉しいことなんだ。

、、、』

だったから。

私はソファにいて、

息子は離れたダイニングテーブルにいたのですよ?

やはり息子は、神です⁇


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娘が一人暮らしをするために

巣立っていきました。

二日間かけて、

ワンボックスカーに電動自転車まで積んで

引っ越しが完了しました。

カーテンの長さを間違えたり、

良かれと思って買って行った家具を

娘が気に入らなかったり、

散々でした。

しかし、なんとか、かんとか、

滑り出しました。

二十数年共に暮らした娘がいなくなった家、

それは大きくて、華やかで、明るい花が

根こそぎ抜かれた花壇のようです。

田んぼ、みたいな?

火が消えたようっていうけど、

みなさんこんな寂しさを乗り越えて、

お爺さん、お婆さんになっていくのだ、

と思うと尊敬します。

ヘアアイロンだ、シャンプーだ、

化粧品だ、女優ミラーだ、

バッグだ、洋服だ、靴だ、、、

明るい色のものがなくって、

なんだかとてつもなく花が消えた家です。

うううっ、、、

なんて泣こうと思えばいくらでも

泣けますが、

面倒ですし、敢えては泣きません。

ただ、勝手に涙が常にあふれています。

重いと言われようがなんだろうが、

節目というものは、

痛いんですよ!!

でも泣いている暇はないこともわかっています。

せっかく、四人が三人になり、

それだけ時間が与えられるように

なったのですから、

色々と、

自分自身の人生を

頑張りたいと思っています。
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子の巣立ち、と検索すると、

ママたちのさびしさが
たっくさん出てきます。

まもなく一人暮らしのため、
家を出て行く娘を思い、
私もおいおい泣いていました。

引っ越しが決まってからも、
さびしい、という気持ちになる自分が嫌なので、

これは嬉しいこと。

誇らしいこと。

ありがたいこと。

なんて考えていました。

しかしやってしまいました。

『なんとなく検索』ってやつを。

そうしたら、一気に感情移入をしてしまい、

泣いてしまいました。

ひとりで泣くなら良いでしょ?べつに。

みたいに、、、。

ダイニングテーブルがティッシュだらけになった時、

娘からラインが。

『ママが買ったポットダサいんだけど?

なんて勝手に買ったの』

だって〜。

一気に冷めました。

『嫌なら使わなくていいよ、ママ使うし』

『だから、なんであの色にしたのってこと』

あー、うざいんだけど?

はいはい、わかった!

今の成長した、娘と離れるのがさびしいのではないのですね。

産まれた時、
歩いた時、
言葉を話したとき、
食べた時、
泣いた時、
幼稚園、
小学校、
中学生の制服、部活、
高校生、
大学生、
成人式、
大学卒業、

そして社会人。

育ってきた娘の人生に感動しているのかな?

さびしいのではなくて、これは
感動なのですね。

目の前の娘を手放したくない、とか
もう二度と一緒に住めないんだな?

とかの自分都合のエゴではなくて、
娘というひとりの女性が
お腹に宿り、
育ち、
私の体から飛び出してきてくれた時から、
ずーっと、生きていた過程を知っているから、
感動しているんです。

(あーまたなんか文句のラインが来たみたいです)

子の巣立ちに陰で泣くママたちへ。

毒親とか、依存とか、うざいとか、
言われがちだけど、

お腹の中で、
肉片だった時からの付き合いなんだもの。

さびしくて、感動して、泣いたって
良いですよね?

そう、これは嬉し泣きですよね。

どんな映画もかなわない、
母と子のドキュメンタリーなんですよね〜

大卒まで一緒に暮らせただけでも幸せですよね。

目の前の娘は憎らしいのに、
涙が出ます🥲  

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本当に自分がやりたいことや、
集中したいことに時間を使うために、
SNS依存をやめていこう、
ということが、
書いてある本です。

なんでもすぐググる、など、
スマホに依存している私には、
思い当たることがたくさんありました。
中でも、なるほど、と思ったことは次のことです。

SNSを見ると、
劣等感を抱きやすくなる。

たしかにそう思いませんか?

友人、知人、有名人、
『すごいー』
『素敵』
『きれい!』
良いね👍

はぁ、それに比べて、
私はあまり成長しないなぁ、、、

、、、みたいな安定した回路が出来上がっていませんか?

あれってなんなんでしょうね。

良いね👍

よーし、私も頑張ろー!!

という回路で良いと思うのですが、

大抵、『彼女すごいなぁ、頑張ってるなぁ、

でも私はまだここ』

なんていう感情が必ず漏れ出すというか。

安定してじわじわ出ます。

この本を読んで、
なんだかそんな自分が
あー馬鹿馬鹿しい、と思いました。

早速、アプリを何個か削除しました。

他人と比較して、
自分にダメ出しをする。

それって、
毎日動いてくれる、心臓をはじめとした
何兆もの細胞さん、
私の手足、身体、そしてこの人生そのものに対し、
失礼極まりない行為だ、と感じました。

もうチヤホヤしてくれる他人もない、
更年期真っ只中の50女を、
自分が褒めなくてだれが褒めてくれると
いうのでしょうか笑

とはいえSNSをはじめとした、
システムの便利さは、
もう驚異的です。
利点を上手に使って、
集中力を明け渡さないように気をつけて、
人生を豊かにしていきたいですね!
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『心配、心配って、

キリがないんだよ。

お前だってやっただろう。

湾岸戦争の真っ只中で、

フライトしていたんだろう。

皆死ぬほど心配していたけど、

お前、ケロッとしていたじゃないか。

今度はそれを〇〇にやらせてやる時なんだよ。

あそこはダメ

あれはダメって

心配したって始まらないんだよ』

一人暮らしをするために、

色々と進めていく娘を

『心配』という名の鎖で

がんじがらめにしようとしている私。

そんな私に、夫が放った一言です。

うっ、となりました。

完全に忘れていました、そんなこと。

他人にかけた心配なんて、

忘れてしまうものですね。

そっかー、

そうだったかも。

時は90年代初頭、

湾岸戦争の真っ只中。

パパブッシュ大統領が、

毎日CNNで怒っていましたっけ。

だから、こんな時に大丈夫?

とか家族はみんな言っていたような気がするなぁ、、、。

そんなの馬耳東風でしたね。

こうなるかも、ああなるかも、

なんて話も、聞いた気がしますが、

『行かない選択肢は1ミリもない』

と、当時のわたしは思っていました。

夢が叶って外資系客室乗務員として

フライトできることが嬉しくて、

同じ気持ちの同期生13人と共に、

イケイケどんどん、やる気満々でした。

楽しさ、誇らしさ、好奇心が

何にも勝っていて、

家族に心配かけるとか、

お母さんが心配している、

なんて考えもしませんでした。

『だね』

とわたしは素直に夫に言いました、

こんな時、こう思います。

『あぁ、夫婦っていいなぁ。

夫という、娘の父親がいてよかった

別れなくてよかった』って。

心配って、怖いですね。

心配するのは生き物が生き延びるための

本能だから仕方ないらしいですけど。

相手の自由な生き方や選択を

奪うことにもなりますね。

心配という名の大鍋をどけて、

そこに『信じる』を載せてみたいと思います。



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