50女の純度高いやつ

結婚32年目の、50女の日常です。 純度だけは高くありたいです。 更年期対策・夫対策・子育てのこと、 本と自分史のことも綴ります。

2020年09月

27年前、

息子のダウン症をなんとか軽いものにしたい、と

いろんな療育機関、教育機関を訪ねました。

そんな中で、

ポーテ―ジというプログラムを実施してくれる

ある大学研究室がありました。

私はバブルの名残で、

肩パットの入ったジャケットを着ていました。

赤ちゃんが生まれても、おしゃれで、

かっこいいお母さんになるのが夢でした。

(そんなものは夢のまた夢でした。

おしゃれをしたときに限って何かをこぼして床にはいつくばって拭く、とか、

トマトジュースを白いワンピースにぶっかけられる、とかそんなのばっかり・・・)

最初、説明があるというので、行きました。

色々な話をメモを取りながら、

真剣に聴いていると、

教授とそのほか数人の方がふっと、笑いました。

『お母さん、そんなに肩ひじ張らないで。

お子さんとは一生付き合っていくのですよ。

最初からそんなに気合を入れていたら、

疲れちゃうよ』

当時、今の私くらい、55才くらいの教授でしょうか。

55~60才くらいのスタッフの女性たちも、笑っています。

この言葉は、真実です。

その通りです。

でも、その時私、いくつだと思います?

26才ですよ。

26才・・・。

人生最大の落とし穴に落ちたと思っていて、

なんとかしないと、って駆けずり回って、

肩に力が入らないわけがないじゃないですか。

今肩ひじを張らないでいつ張るのか、と思いました。

とてもバカにされたように感じて、

また、そんなにがんばったところで、

大して変わらないと言われたような気がして、

帰り道はどーんと落ち込みました。

結論からいうと、細かく発達のステップを踏んでいってくれる

このプログラムはとても良いものでした。

『今、やること』があるのがうれしかったです。

ただ、几帳面なママには向くけど、私のような肩ひじは張るものの

いい加減なママには、きゅうくつかもしれません。

で、何が言いたいかというと、

肩ひじを張らないでほしいママが、

近所にいるのです。

っていうか、いたのです。

たぶん、出て行ったのだと思います・・・。

そのママは27~28才くらいでしょうか。

朝の六時になると、赤ちゃんを抱っこひもで抱え、

幼稚園のスモッグみたいなのを着た三才くらいの

男の子の手を引き、

出かけていくのです。

どこに?

わかりません。

そんなに早く仕事?

それともご実家とか?

わかりません。

だけど、ほんとうに雨が降ろうが、

暑くても

寒くても・・・。

美人ママで、

歩き方も颯爽として、

子どもたちも愚図っているところを見たことがない、

よいこたちでした。

そして、私が夜の部の洗濯物を干している

午後六時半くらいに、

まったく朝と同じ姿で、

反対側から家に帰ってきます。

うちの夫でさえ、こう彼女を呼んでいました。

『あの働き者の若いママ』。

仕事かどうかも見たわけではありませんが、

まとうオーラがなんというか、

頑張っている女性という感じでした。

すごいなー。

ママがあんなだと、子供も落ち着いてるなぁ、

うちと違って・・・。

上の子はかわいい声でいつも、

「ママ、あのね・・・」

などとしゃべっていて、

その声がほんとうにかわいくて、

胸きゅんでした。

ちなみに、パパはチャラ男です。

バイクや車に情熱を傾け、

雰囲気がチャラ男でした。

独身時代から一人で住んでいるところで、

家庭を持ちました。

だから、私は初めて赤ちゃんを抱いた奥さんを見たとき、

拍手をしたいような気持でした。

でも・・・。

ここ数か月、

彼女の姿は見えません。

チャラ男は頭が坊主になりました。

何かあったに決まっています。

そんな時、冒頭の、研究室で人生の大先輩方に

言われた『肩ひじ』の件を思い出したのです。

あの時、彼らが私を笑ったのは、私のことやダウン症の息子を

バカにしたのでも、

あきらめきったからでもないとやっとわかりました。

『若さ』がまぶしかったから笑ったのですね。

そして、肩ひじ張って頑張ると、ぽきっと折れてしまいやすいことも、

先輩方は知っていたわけなんですね。

だから、遠くからただ毎朝見ていた彼女には、

ぜひともこの、

『肩ひじ張らないで』という言葉を贈りたいです。

肩ひじを張らなきゃならない時なのでしょうが・・・。

『たまには車で送ってよ!』

とか、

『一人受け持ってよ!』

とか、

発狂したっていいじゃない・・・。

『もっと気楽に』

といっても無理でしょう。

私もそんな言葉は頭にきたものでした。

なに、気楽って。

ダウン症の赤ちゃんが生まれてきて、

気楽に生きられる人がいる?

なんて・・・。

50を過ぎて、ひりひりがりがりどどどーん、みたいな人生はもうたくさんだ、と

思います。

ただ、若い時には、

ひりひりしてなんぼ、

がりがりと魂をひっかいてなんぼ、なのかもしれませんねぇ。

私も息子の件では、

相当にドラマチックを味わって、

今ふりかえってみれば、

『経験したかったのかな』と思ってしまいます。

だから、安易に

『夫婦は仲良くしちゃいなよ』

なんて言えませんが・・・。

旦那さん、暇そうですよ・・・。

どこかにいるママ、ひとりで肩ひじ張っているんじゃない。

夫にもっと担わせなよ・・・。

夫婦が、同じ車に乗っていると思うから腹が立つのです。

『この人の運転する車に乗っているのは嫌だ』と。

しかし、家族全員、四人なら四台の乗りものがあり、

道があり、それぞれが競技者として、

それぞれの道を走っている『仲間』なんだ、と思えば気楽になりませんか。

その代わり、お互いの『車』があるので、

行先と運転に、自分で責任を持つ必要がありますが・・・。

肩ひじはらずに、

夫の方なんか見ないで、

夫と時には助け合いながら、

自分がそれぞれ好きな方へ進んでいく。

そんな夫婦になれたらよいですね・・・。

以上、ベランダから『50女は見た』でした。





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とても悲しいニュースが流れて、

数日、竹内さんのことが頭から離れませんでした。

そうすると、SNSで何か情報を得たくなり、

読むと何が本当かわからなくなるので余計につらくなります。

最初は、美容院でタブレットを開いた瞬間に飛び込んできたニュースに、

『そんなに美しく生まれて、人気者で、どうして』

と思いました。

だけど、本当に自殺なのか、

病気なのか、

事故なのか、

事件なのか、

いろんな情報があって、

何が真実かなんて、わかりません。

『事実は小説よりも奇なり』とよく言います。

東野圭吾さんの小説だって、

こんなにきれいで、チャーミングな女性が

40才で亡くなることはないだろうと思います。

私は、彼女の女性としての経験と、

成長されていく姿に、とても魅力を感じていました。

最初の結婚の時の、

夫の素行不良ぶり。

離婚。

ますます磨かれて、演技も深まっていったと思います。

彼女の方こそ、経験を芸の肥やしにしていたのではないでしょうか。

そして、年下のイケメンと再婚、

出産。

やったね!

かっこいいぞ、竹内結子さんっ!

って、溜飲が下がる思いでした。

なのに・・・。

もったいない・・・。

周りからは、幸せそうに見えても、

実は地獄の苦しみを味わっていたのですか?

家族に気を遣って疲れ果ててしまったのでしょうか・・・。

息苦しくて、辛かったのでしょうか・・・。

どんなに赤ちゃんが可愛くても、

産後って、自分の身体がいつまでも痛かったり、

おっぱいが出るとか出ないとか、色々大変です。

睡眠不足、栄養不足、水分不足、

鏡に映る自分がボロ雑巾に見えて、

落ち込みます。

私は第二子の産後に、

神経が異常に昂ったのを覚えています。

なんというか、むき出しな感情と感性で、変でした。

今でも覚えているのですが、

空の雲が、生き物や人の顔にリアルに見えたり、

何故かわかりませんが、バイオリンとかチェロの音色、

オペラ歌劇が聴きたくなったりして、

とても有名な『蝶々夫人』のCDを買ってきたりしました。

とてもピュアな感覚でした。

同時に上の子に激しく怒ったり、

夫に爆発したりしていました。

彼女はキレたり、

爆発したりしないで、

いろいろ我慢していたのかもしれません・・・。

想像でしかないですが・・・。

『40才』という年もまた、女性にとって重大な分岐点です。

どんなに幸せな人でも、少しくらい、

『こんなはずじゃなかった』

って落ち込む瞬間があったのではないでしょうか。

39.40っていくと、

なんだか、急に中年になった気がしませんか。

世界は360度、3Dに開いていることを忘れてしまいます。

だけど、年齢って、未来から見ると、

いつも青春にしか見えません。

40才なんて、若者です。

青春でしたね、今思えば・・・。

飲みたい、遊びたい、新しいことを経験したい、子供にいろいろとやらせたい・・・。

今は、意識しないと常に暗くなろうとする

50代ですが、

きっと未来に行けたとしたら、

『青春』なのでしょう。

青春?

いやいや、これからは、良いことなんか、ひとつもないんだ・・・。

もういいや・・・。

こう思うことって、坂道をボールが転がるように簡単です。

そんな時に、一瞬で気分が明るくなる方法があります。

まず、水を飲みましょう。

喉が渇いていると、ろくなことは考えません。

次に、ヨガをするのがよいのですが、

時間のない方は、

水を飲みながら、部屋をぐるぐる歩きましょう。

誰も見ていない、誰も聞いていないので、

今、思っていることをぶつぶつ言ってみてください。

私はヨガだとか、こうしてものを書かないと、自分の本音がわからない人間です。

人が普段、頭で考えていることって、フェイクだと思っています。

嘘なんですよ。

どうしてかわからないのですが・・・。

『大衆意識』が、スマホやテレビから流れてきて、

同じようにしか価値を持てなくなっていくのでしょうか・・・。

だから、オリジナルな時間で、自分が感じていることをアウトプットすると、

全然違うことが出てきます。

真逆のことを頭で考えていたんだ、とわかることもあります。

たとえば最近の例でいくと、

私が仕事をひとつ辞めて、自分史出版の個人事業主になったことで、

周囲は私に結果を求めてきます。

『売上は?』

『仕事どんどん来る?』

『で、自分史って稼げるの?』

適当に答えますが、

時々、こんな考えが浮かぶんです。

『なんか、めんどくさくなっちゃった。

やっぱりパートって、いいな。

自分で仕事とりに行かなくても、

いいんだから…』

そうすると、

求人サイトを見たりします。

そして、なんだかかなしーい気分になります。

これはまんまと演技をして、

なんとかまた私をパートかけもちに戻そうとする勢力の仕業なんですね。

本心としては、

『生まれてこんなに楽しいと感じることはないわ』

だったりするのに、ですよ。

だから、危ないんです。

目の前の現実、

他人の言葉、

大衆の自分へ評価、

そのようなものだけに自分を浸したとしたら、

誰だって、かなしーい気持ちになるのではないでしょうか。

だって、どこまでいっても永遠に『自分よりすごい人』というのはいるのですから。

フェイクのまま、人生を歩み、フェイクにそそのかされて、

悲しんだり、自暴自棄になりますよね。

水(白湯と交互に)+ヨガが私の本心に出会う方法ですが、

部屋を歩き回る、というのも、おすすめです。

かなり、本心が吐き出せますよ。

・・・って、長くなりましたが、

私が言いたいことはひとつです。

竹内結子さん、あなたは本当に美しく、清潔で、みずみずしい、可愛い人でした。

本当に惜しいです。

何日経ってもあきらめきれません。

しかし、私にも、どんな女性の隣にも、『死』というものは、

常に、スタンバイしているのだと思います。

それを畏れつつ、

闇をも愛しつつ、

闇があるからこそ温かい、光に向かいたいと思います。

我慢を手放して、

自分いじめをやめて、

今日も自分を、幸せにしていきましょうね

長くなりましたが、

今日もお読みいただきまして、

ありがとうございました。

良い一日でありますように。
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まみ弁当
三時半に起きて作りました。

◆かつおぶし入りの、義妹手づくりゆかりおにぎり

◆玉ねぎとキャベツ入りのシューマイ

◆一緒に蒸したかぼちゃと人参

◆パイナップル

今日は、娘の運動会・・・、といっても、

教育実習生としての、運動会です。

見に行くわけにはいきませんが、

ちょっと勝手にわくわくしました。

聞くと怒るから聞けないけど、

聞かないと、お腹がいっぱいになって機嫌のいい時に、

いろいろと教育実習で感じたことを話してくれます。

『先生って子どものために、本当に尽くしてくれているんだね。

運動会の準備があんなに大変だとは知らなかった・・・。

子どもってすごいパワーだよ・・・』

我が娘ながら、きらきらしています。

娘は教員にはなりませんが、免許を取るために今頑張っています。

ちなみにこのお弁当は、娘のリクエスト通りに作りました。

実習前、『こんなのにして』と

インスタの素晴らしい写真の数々を見本として送ってくれました。

真似したつもりなんですが・・・、

なんか違う・・・。

でも、久しぶりに、子育てでの緊張感と、楽しさを味わっています。

子どものイベントに関することって、エンタメみたいにわくわくします。

自分の責任じゃないしねぇ・・・。

子育てって、大変なようでいて、

責任が伴うようでいて、

けっこう他人事なんですよね。

入り込めない部分が絶対にあるから。

あたりまえですが・・・。

でも、自分に関することは、全部自分の行動と考え方しだいです・・・。

責任重いのは、こっちだったりします。

自分に関することも、

わくわくしながらやっていきたいと思います。

あと10日間ほどのお弁当作り、

楽しみたいと思います!

素敵な日曜日をお過ごしください。

今日もお読みいただき、ありがとうございます。


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今、私は四時起きなんです。

娘の教育実習中でして、

娘のお弁当を何年ぶりに作っているので・・・。

娘は六時半に出るのに、

四時半に起きてきます。

出発二時間前起床の原則を崩しません。

(国際線か)

そんな中、

夫のひとこと。

『ママ、悪い、頼む』

小糠雨です。

朝五時。

外はまっくらです。

もう、無ですよ、無。

頑張ればチャリで行けるよ~

けっこうみんな男の人は行くよね~

なんて言葉は言いません。

無です。

『ちょっとママ行ってくるね』

娘に言って、夫を送りに車に乗りました。

寒くて、手が冷たくて、思わず夫の手を取りました。

(あったかーい)

肉まんみたい~

男の人ってなんであんなにあったかいんだろう。

『両手で運転しろよ』

だって。

『ママの車にはハンドルヒーターついてないもんな~』

なんてちょっと嬉しそうな声も出したりして。

いや、ときめきとか、きゅん、とかじゃなくて、

ただただ、寒い時の暖として、

こんなに素晴らしいものはない、と思った朝でした。

男の人は、あったかい

夫だから、遠慮なく自由に触れる

無料のヒートテックですね~。

夏の間、夫が一匹増えるだけで、

部屋が燃えるように暑くなっていました。

その熱が、利点として生かされる秋冬シーズンの到来です。

ああ、別れなくてよかった~ 

お読みいただき、ありがとうございます。

素敵な一日でありますように。






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『やっちゃったな、瀬戸君。

せっかくいい感じだったのに。

奥さんあんなにきれいなのに。

なにやってんだよ』

『しょうがないじゃない。

我慢できないんだから。

三月にお産したばっかりの女は、

まったくそんなこと考えられないもん』

『いやいや・・・、0才と2才の娘だろ。

可愛い盛りによくそんなこと、できるよなぁ』

なんとなくこの辺からセリフみたいになってくる夫。

そばに娘がいたから、アピールしたのか?

『でも、なんで0才と2才を預けるんだろう。

俺なら、遊ぶぜ』

確かに夫は元祖イクメンで、お産と母乳以外、なんでもできます。

『・・・、わかった!

瀬戸君も仕事とか、練習ってことになっていたんじゃないの。

だから、預けて…』

『だな』

『ひどい男…』

『舐めてるな、世の中を!

天狗になっていたんだろうな。

荻野に勝って・・・』

『うん。荻野君、ざまーみろって、思っているかな』

『・・・お前って嫌な女だな・・・男はそんなこと考えないよ。

親友だろ。なにやってんだよ・・・って、哀しい気持ちだろうなぁ』

『・・・』

なんか私、いじわるばあさんみたいじゃないの・・・。

男ってそんなに可愛いの?

いい子なの?

それにしても、瀬戸君、油断しすぎ!

もっとちゃんと隠さないと・・・。

一般人じゃないんだから・・・。

奥さんが見てなくても、週刊誌が狙っているんだから・・・。

人の噂も75日といいますから、

また、泳ぎで挽回してください!

今日もお読みいただき、ありがとうございます!

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