コロナの感染者数が減ってきて、
宣言も解除、
『出口』が見えてきたか、
あとは治療薬だ、と言われています。
『さぁ、年末年始は帰省できるぞ、
みんなで帰ろう』と夫。。
出たー、帰省話。
久しぶりに・・・。
長い間帰省を我慢して、
会えなかった家族に会える人が増えることは、
本当に喜ばしいことです。
感染予防を徹底して、
素晴らしいひとときを過ごしたいものです。
が、『お嫁さん』たちにとってそれはまた、
忙しい日々の始まりとなるのでしょうか。
そして私も、
(えー、まだ私も帰省するの・・・)
って思ったりして・・・。
結婚後10年間くらいは年に二回以上帰省。
一回が一週間とかでした。
よくあるパターンで、
夫は殿様のように飲んだくれ、
酔い、
子育ても放棄、
本当に辛かったです・・・
だけど、昭和の耐える女代表の実家の母に
『一週間くらい我慢しなさい!!
夫のためです』
と叱咤されて、頑張りました。
その後も期間は短くても必ず帰省。
娘が大学受験校前になってやっと、
夫と息子だけ、というパターンが導入されました。
その後、娘だけ行かないパターンもありました。
そして、コロナパンデミックで、
義実家と夫が全員ワクチンを二回接種したあとで、
今夏、夫だけが行きました。
・・・だけど、もしもよ?
実家の隣に住む義妹が、
(あー、コロナ収束かぁ。
また、
お義姉さん二人に
お義兄さん二人、
義理の甥っ子姪っ子がわんさか来て、
バーベキューだ、
生ビールだ、
流しそうめんだって
バカみたいに大騒ぎするのかなぁ。
お彼岸やお盆だけで勘弁してくれないかな・・・。
こっちは常に義父母のそばにいて
気を遣って緊張して生活しているのに・・・。
夫だってお義姉さんたちには
頭が上がらなくて、
いまだに○○くん、なんて
あだ名で呼ばれて
返事して、バカみたい)
・・・なんて思っていたら、
さびしいですよね。
私は義妹のことを『嫁』なんていう目で見たことはないですが、
やっぱり私たちが行ってわいわいやる時、
一緒になって、にこにこ楽しんでくれているのは、
弟のためだったり、
彼女の気立ての良さなのでしょう。
ところで、
私、この『嫁』っていう言葉、
大っ嫌いです。
関西の人は奥さんのことも
『嫁』とか言って、
それはなんか可愛いけど、
お姑さんや、お舅さんが、
『嫁』っていうのは、なんか怖い・・・。
嫁って呼ばれたくないです。
その言葉には、どれほどの
日本女性の苦と忍耐と我慢がしみ込んでいるか・・・。
そもそも
義実家に行くことの
何が嫌なのか、
なぜ嫌なのか考えてみましょう。
1.好きに飲み食いできない→私が勝手に遠慮
2.寒い→私が薄着
3.31年間聞いてきた思い出話を酔っ払った男たちの中で、
酒も飲めずに、何時間も聞いているのが辛いし、怒りすら湧く→思い切って寝ればいいのに
4.疲れる→勝手に気を遣っている
5.夫一人で帰るのがWINWINなのに
親を安心させたい、一緒に帰るべき、という世間体が大きい→夫が喜ぶ
なんか私が辛い理由は、ぜーんぶ私の勝手な気遣いというか、
自分を偽り、何を守っているんだか・・・。
『良い嫁』を演じたいのか・・・。
でも、もう55才ですよ…私…。
我慢、やめたいです。
『嫁』なんて言葉は、
抹消したいです。
缶ビール冷蔵庫から出して、
ぷしゅって好きなだけ飲んで良くないですか・・・?
・・・って、できるわけないです。
できないから辛いんです。
だけど、勝手に我慢をして
勝手に辛がるのは、本当に良くないと思っています。
みんなが楽しく、
自然にふるまえる時代が来るといいですね。
これからの令和の女にはぜひ、
冷蔵庫を勝手に開けて、
ビールを飲んで
『あー義実家サイコー』とか
言って、
寝っ転がるような図太さを、
持ってほしいと思います。
最初にそれをやってしまえばいいと思います。
・・・無理?
ただ、『自分を愛する』『自分軸』ということをテーマに、
活動している私なのですから、
自分のために、我慢してイライラするのではない、
道を進みたいと思います。